出展作品のご紹介「二世瀬川富三郎の大岸蔵人妻やどり木と中村万世の腰元若草(東洲斎写楽)」
こんにちは、アルテノイエ スタッフです。
ようやく梅雨が明け暑い日々が続きますが、体調など崩されてないでしょうか?
本日は東洲斎写楽の「二世瀬川富三郎の大岸蔵人妻やどり木と中村万世の腰元若草」をご紹介します。こちらは今週から展示が始まった新作です!
長いタイトルですが、二人の役者「二世瀬川富三郎」が演じる「大岸蔵人の妻・やどり木」(右側)と「中村万世」が演じる「腰元若草」(左側)を描いています。
寛政6年5月都座で上演の「花菖蒲文禄曽我(はなあやめぶんろくそが)」に取材した作品で、国の重要文化財に指定されています。細面の瀬川富三郎(右)とふっくらした中村万世(左)の対比が際立ちます。
写楽は役者を美化せずに描いた最初の浮世絵画家といわれています。
たしかに作品の中の二人はお世辞にも美人とは言え…いや、見方によっては美人に見えなくもない…?
美化・誇張しない代わりに、リアルで躍動感のある作風で人気を集めました。
「おいしい浮世絵展 ~北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい~」は森アーツセンターギャラリーにて開催中です。
売場では検温、手指の消毒、マスク・フェイスガードの着用を徹底し、新型コロナ感染症対策をしておりますが、ご来場の際は是非お気を付けてお越しください。
作品のお求め、詳細はこちら
会期中展覧会場、またはインターネットでお買い求めいただけます。